[コペンハーゲン 19日 ロイター] - テニスのノバク・ジョコビッチ選手が新型コロナウイルスの感染予防薬を開発するデンマークのバイオ企業に投資し、妻と共に過半数株式を保有していることが分かった。
ジョコビッチ選手が投資しているのはQuantBioRes。新型コロナの感染を防ぐペプチドを開発しており、夏に英国で臨床試験(治験)を開始する予定。同社は新型コロナワクチンの開発は行っていない。
デンマークの会社登記簿によると、ジョコビッチ選手が40.8%、妻のエレナさんが39.2%を保有している。
QuantBioResによると、ジョコビッチ選手と妻は2020年6月に株式を取得。ただ投資額については明らかにしていない。
ジョコビッチ選手の広報担当者からこの件に関するコメントは得られていない。
ジョコビッチ選手は21年のフォーブスのアスリート世界長者番付トップ50入り。フォーブスによると、ジョコビッチ選手のテニス以外による収入は3000万ドルと、テニスによる収入の450万ドルを大きく超えていた。
ジョコビッチ選手は新型コロナワクチン接種を巡りオーストラリアから国外退処分を受けた後、17日に母国セルビアに帰国している。