[チューリヒ 19日 ロイター] - スイス政府は19日、新型コロナウイルスに関する隔離・在宅勤務義務規則の適用期間を2月末まで延長すると発表した。また、先月強化した生活面の規制も暫定的に3月末まで延長する計画とした。
感染者増加の中、政府はロックダウン(都市封鎖)再導入を回避しようとしている。
規制には、多くの屋内施設入館時にワクチン接種または新型コロナ既往歴の証明を求めるなどの内容が含まれている。
政府は先週、全ての規制を3月末まで延長するよう提案したが、より短期の実施を求める自治体の反発を招いた。
ベルセ保健相は「われわれは現在。感染第5波の中にいる。今後の展開は分からない」と述べ、最悪期を脱したかどうかについては明言を避けた
同相は、集中治療室(ICU)収容者の減少は前向きな兆候だが、今後数週間は厳しい状況が続く公算だと述べた。