[15日 ロイター] - アドビ・アナリティクスは15日、米国での今年のオンライン支出が過去最高の1兆ドルに達するという見通しを示した。前年比で13%増となり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う買い物のオンラインシフトが背景という。
2020年3月に始まったコロナ禍以来の支出は、累計で1兆7000億ドルとなった。
アドビ・デジタル・インサイツのビベク・バンディヤ氏は「eコマースにとって、パンデミックは重要な転機となった。約2年で成長が加速したのみならず、消費者がオンラインで購入したい商品の特性にも影響を与えた」と述べた。
コロナ禍では消費者が宅配や敷地内への配達の安全性と利便性を好み、食料雑貨に対するオンライン支出が20年には前年比2倍超に増加。21年も7.2%増加した。
このほか、アパレルが微増にとどまる一方、電子機器はトップの座を維持した。