[21日 ロイター] - スイス石油商社ビトルのハーディー最高経営責任者(CEO)は21日、今年の石油需要はコロナ禍前の2019年の水準を上回り、エネルギー価格も当面高止まりする公算が大きいとの見通しを示した。
ハーディー氏は「コロナ禍の最悪期は12カ月前に過ぎ去ったようだ。多くの社会で生活が通常に戻り始めており、石油需要が回復してきた。ジェット燃料以外の全ての石油製品は力強く伸びている」と述べた。 その上で「長期的にみれば石油需要は減少する見込みだが、今後10年間は需要が増える公算が大きい。生産への投資が限られていることを踏まえると、今後2、3年で『需要ギャップ』は拡大すると予想している」と話した。