[香港 22日 ロイター] - 香港大学や世界保健機関(WHO)などの専門家が22日公表した共同報告書で、国際便の乗り入れを全面再開しても、香港の新型コロナウイルス流行にはほとんど影響がないとの見解が示された。
報告書は、ワクチン接種を終えた乗客が搭乗時の検査で陰性反応だった場合、香港の感染拡大には、ほとんど影響がないと指摘。コロナとの共生に向けて「早めに慎重に移行する」ことが最善の戦略だと主張している。
香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は21日、新型コロナウイルス対策を来月から一部緩和すると発表。9カ国からの旅客機乗り入れを再開し、隔離期間を短縮する。
世界の多くの地域が「ウイルスとの共生」に移行しつつある中で、香港の厳格な措置には地元企業や住民から批判が出ていた。