[22日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は22日、3月19日までの1週間に米国で確認された新型コロナウイルス感染患者のうち、オミクロン変異株の亜種「BA.2」に感染していたのは35%と、前週の22.3%から増加したと明らかにした。
新型コロナ感染者数は米国では1月にピークを付けた後は急速に減少したが、アジアや欧州の一部ではBA.2による感染が拡大。専門家は、感染拡大抑制措置が解除される中、米国でも再拡大する恐れがあると警告している。
バイデン政権のファウチ首席医療顧問は22日、ワシントン・ポストのイベントで、「何かが劇的に変化しない限り」近いうちに感染が急拡大することはないだろうと述べた。
ただ、米国の感染状況は一般的に英国より3週間ほど遅れていると指摘。「もし感染者数が上向くのであれば、来週あたりに見られ始めるだろう」と述べた。
19日時点で、米国の感染者数の7日平均は2万7747人。1週間前より18%近く減少している。