[ヨハネスブルク 22日 ロイター] - 南アフリカのラマポーザ大統領は、新型コロナウイルス感染対策の各種規制を23日に緩和すると発表した。また、災害対処法に基づく「国家的災害事態」も近く終了するとした。
国家的災害事態は2020年3月の感染流行開始時に発動され、現在も規制の基準となっている。しかし、先週発表された4月15日までの延長に対し、深刻な打撃を受けている企業などから批判が噴出した。
ラマポーザ大統領はテレビ番組で、国家的災害事態の終了は代替措置に関する意見公募後になるが、各種規制は23日に緩和すると説明した。
集会や来場の人数制限緩和に言及し、「今回の変更は特にスポーツ、文化、娯楽、イベント業界に大きな恩恵をもたらす」と指摘した。
このほか、屋外でのマスク着用義務も撤廃されるが、公共施設の屋内と公共交通機関内での着用は引き続き義務付けられるという。