[サンホセ 3日 ロイター] - 中米コスタリカで3日、大統領選の決選投票が行われ、中道右派ロドリゴ・チャベス前財務相が中道ホセ・マリア・フィゲレス元大統領を破って勝利した。
選挙管理当局によると、開票率97%時点でチャベス氏の得票率は52.9%、フィゲレス氏は47.1%。
フィゲレス氏は支持者らに対して「チャベス氏を祝福する」と述べた。
2月の大統領選では当選に必要な40%超の得票率を得た候補がいなかったため、上位2候補による決選投票が行われた。事前の世論調査はチャベス氏がやや優勢だった。
元世界銀行エコノミストのチャベス氏は、世銀時代にセクハラ疑惑に直面。フィゲレス氏も通信会社アルカテルと国の契約を巡る汚職疑惑がある。
チャベス氏は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けた国内経済の立て直しと貧困対策といった課題に直面する。
選管によると、投票率は57.3%で、1回目の60%を下回った。