[4日 ロイター] - 米製薬大手・ファイザーは4日、新型コロナウイルス経口治療薬「パキロビッド」の第1・四半期の生産量が600万コース分と、アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)が設定した目標を達成したことを明らかにした。
広報担当者によると、これまでに26カ国以上に出荷している。
ブーラCEOは、年内に少なくとも1億2000万コース分の生産を見込んでいるとし、上期の生産は3000万コース分になるとの見通しをこれまでに示している。
米政府は2000万コース分を購入。これまでに約140万コース分が供給されており、6月末までに1000万コース分が納入される見込みだ。
ファイザーの経口薬は、臨床試験で重症化リスクのある患者の入院率を約90%低減させる効果が示されている。