[4日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は4日、組織見直しに着手する方針を明らかにした。厚生省が派遣する高官が1カ月間、新型コロナウイルス対策関連の活動に直接関与し、業務の強化について助言する見通し。
CDCのコロナ対策では、当初の検査キット開発が遅れたほか、マスク着用や自己隔離のガイダンスが分かりにくいとの批判を受けてきた。
ワレンスキ所長はCDCの高官3人にも、現在の組織構造や必要な戦略変更について意見を集めるよう指示した。
同氏は、これまでの州・地方当局との連携で得た「教訓を今後の戦略に生かす時が来た」と説明。今回の見直しによって、保健従事者や実験・研究施設に代表される業務能力、感染症への迅速な対応に重きを置いて新たな制度や手続きを整備できるようになると説明した。