[ウェリントン 12日 ロイター] - 民間シンクタンクのニュージーランド経済研究所(NZIER)が12日発表した第1・四半期の企業信頼感は前期から悪化した。新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き経済に打撃を与えている。
業況全般が「改善する」と回答した企業の割合から「悪化する」と回答した企業の割合を引いた値はマイナス40%で、前期のマイナス28%から悪化した。
季節調整後ではマイナス33%だった。前期はマイナス35%。
設備稼働率は97.1%と、前期の92.7%から上昇した。
NZIERの報告書は、製造業の悲観度が最も低かったとした上で、オミクロン株の拡大が納品に影響しており、依然多くの課題に直面していると指摘。また、深刻な労働者不足と強いコスト圧力で企業全般がより慎重になっていると分析した。
第4・四半期にコストが増えたとの回答は差し引きで56%だった。