[ソウル 15日 ロイター] - 韓国政府は15日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大が収まりつつあるとし、コロナ規制の大半を18日に解除すると発表した。マスクの着用は引き続き義務付ける。
金富謙(キム・ブギョム)首相はコロナ対策会合で、飲食店などの深夜営業禁止を廃止し、10人としている個人集会の上限も撤廃すると説明した。
300人以上の大規模集会やイベントも可能にし、宗教施設の入場者数を収容可能人数の7割に制限する措置も廃止する。
一方、「マスク着用は自身を守るため非常に重要な対策だ」とし、「屋内でのマスク着用義務をかなりの期間継続する必要がある」と述べた。
屋外でのマスク着用については、感染状況に応じて規制を解除するかどうかを今後2週間で検討すると説明した。
権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉相は、社会経済活動の正常化に向け、5月下旬からコロナ感染者の7日間の隔離義務を撤廃する方針を明らかにした。
国内のコロナ感染者は3月中旬に1日当たり62万人以上だったが、15日は13万人を下回った。
保健省は13日、新型コロナワクチンの4回目の追加接種(ブースター接種)の対象を60歳以上に拡大すると発表した。これまでに介護施設入居者など高リスク者に接種を始めている。