[19日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)が19日に公表した報告によると、新型コロナウイルスのオミクロン株拡大時期の5─11歳の入院数は、ワクチン未接種者が接種者の2倍に達した。
未接種の子どもの入院は10万人当たり19.1人だったのに対し、接種者は9.2人となった。
オミクロン株が主流だった12月半ばから2月末までの国内14州で入院した397人を調査したところ、87%がワクチン未接種、3分の1が基礎疾患なし、19%が集中治療室(ICU)での治療となった。感染力の強いオミクロン株により1月の米国感染者数は記録的水準となり、18歳以下の入院も急増していた。
米当局は昨年10月、ファイザーとビオンテックが開発したコロナワクチンの5─11歳の児童に対する接種を承認した。CDCによると、この年齢の完全接種率は28%にとどまっている。
調査によると子どもの入院は、ピーク時でオミクロン株主流の時期のほうがデルタ株の時より多かった。