[ワシントン 12日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)報道官は12日、現時点で北朝鮮と新型コロナウイルスワクチンを共有する計画はないという認識を示した。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は12日、新型コロナのオミクロン変異株派生型「BA.2」の感染拡大を確認したと報じた。
NSCの報道官は、北朝鮮がこれまでに、公平なワクチン分配を目指す国際的枠組み「COVAX」からのワクチン供与を繰り返し拒否していると指摘。「米国は現在、北朝鮮とワクチンを共有することは計画していない」としつつも、北朝鮮の市民への人道支援を目的とした国際的な取り組みを引き続き支援すると表明した。