[深セン(中国) 17日 ロイター] - 米商工会議所のマイケル・ハート代表は17日、中国の厳格な新型コロナウイルス規制で対中投資が今後数年妨げられるとの見通しを示した。
米国企業が中国市場から撤退する兆しはないが、移動制限により、数年にわたるプロジェクトのリサーチや資産査定に遅れが出ているという。
同代表は「米国など海外企業の現在と将来の対中投資を非常に懸念している。移動が制限されているためだ」と指摘。
「残念ながら、今年のロックダウン(都市封鎖)と過去2年間の規制は今後3─5年にわたって投資が減少する可能性が最も高いことを意味する」と述べた。
中国に供給網を持つ外国企業は、新型コロナ規制に伴う混乱を回避するため、代わりの調達先を探しているという。
年次報告書を公表したイベントで述べた。