[サンパウロ 1日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は1日、米州の新型コロナウイルス感染者数が前週比10.4%増加したと発表した。また、各国は他の呼吸器感染症増加にも警戒する必要があると指摘した。
米州では先週、新たに108万7390人の新規患者と、死者4155人が報告された。
南米の感染者数が43.1%と最大の増加を示した。死者は中米で21.3%と最も大幅に増えた。この地域では、過去6週間にわたり感染が増加しているという。
PAHOのエティエンヌ事務局長は、インフルエンザ、サル痘、ウイルス性肝炎など他の呼吸器系感染症も増加していると指摘。「インフルエンザウイルスが従来の流行シーズンに限らず再び拡散している。各国はコロナのみならず他の呼吸器系ウイルスにも監視対象を拡大すべき」と述べた。