[北京 2日 ロイター] - 中国の料理宅配大手、美団が2日発表した第1・四半期決算は、総売上高が前年同期比25%増の462億7000万元(69億3000万ドル)となり、アナリスト予想平均の450億4000万元を上回った。
ただ、国内の新型コロナウイルス感染再拡大とそれに伴う規制により、増収率は7四半期ぶりの低水準となった。
赤字は前年同期の48億元から57億元に拡大。新しい取り組みへの投資を継続したためという。
コミュニティー電子商取引事業「美団セレクト」を含む新規分野からの売上高は、前年比47%増の145億元となった。
3月以降の中国でのロックダウン(都市封鎖)の影響を最も受けた店舗・ホテル・旅行部門の売上高は76億元で、前年比15.8%増加した。
主要事業の料理宅配部門の売上高は17.4%増の242億元だった。
アナリストは、コロナ規制は第2・四半期により大きな影響を及ぼすと予想。美団によると、上海では4月、料理宅配注文がコロナ流行前と比較して90%減少した。