[ニューデリー 2日 ロイター] - インド外務省の代表団が2日、アフガニスタンの首都カブールを訪れ、イスラム主義組織タリバン暫定政権のムッタキ外相と会談した。両国関係や人道支援を巡り協議した。タリバン側が明らかにした。
昨年の米軍撤退以来初の訪問となった。
タリバンの実権掌握後に同国では貧困と飢餓が急増。インドが穀物など支援物資を提供している。
タリバン外務省の報道官は、ツイッターで同協議について「インドとアフガンの外交関係、相互貿易、人道支援が焦点になった」と投稿。ムッタキ外相は今回の訪問について「両国関係にとっていいスタート」と述べたと説明した。
一方、インド外務省のアリンダム・バグチ報道官は、インド政府がタリバン政権を正式に認めているのかと記者団に問われ、「訪問を深読みしすぎている」と応じた。