[フランクフルト 9日 ロイター] - ドイツのバイオ医薬品会社ビオンテックは9日、アフリカのルワンダ首都キガリで23日に、同社の新型コロナウイルスワクチンの工場起工式を行うと発表した。アフリカ諸国がこれを足掛かりにして、自分たちのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン生産網を展開することを目指す。
ビオンテックによると、式典にはルワンダのカガメ大統領やアフリカ諸国首脳のほか、欧州連合(EU)や世界保健機関(WHO)の代表も出席する予定。
生産設備の専門資材は今年末までに現地に届けられる見込み。今後数年で、セネガルや南アフリカなど数カ国に広がるワクチン供給網に発展させる構想だ。