💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

世界石油需要、来年に過去最高更新へ 経済懸念などが重し=IEA

発行済 2022-06-15 18:12
更新済 2022-06-15 19:45
© Reuters.  国際エネルギー機関(IEA)は15日公表した月次リポートで、石油価格の上昇と経済見通しの悪化が需要の伸びを鈍らせると指摘した。写真は米カリフォルニア州ベーカーズフィール

[ロンドン 15日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は15日公表した月次リポートで、2023年に世界の石油需要が2%以上増加し、過去最高の日量1億0160万バレルになると予測した。ただ、原油価格の高騰と経済見通しの悪化が懸念材料だとした。

ウクライナ侵攻を巡る対ロシア制裁により、供給が制約されていると指摘。「さまざまな国際機関が最近、暗い見通しを発表しており、経済への懸念は続いている」とし、「中央銀行の引き締め政策、ドル高や金利上昇が新興国の購買力に与える影響から、見通しへのリスクはもっぱら下向きだ」との見方を示した。

23年の需要は22年と比較して日量220万バレル(2.2%)増え、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を上回ると予想した。

今年の石油需要増加は主に経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進国が寄与しているが、23年は中国がけん引役になるとみられている。

© Reuters.  国際エネルギー機関(IEA)は15日公表した月次リポートで、石油価格の上昇と経済見通しの悪化が需要の伸びを鈍らせると指摘した。写真は米カリフォルニア州ベーカーズフィールドで2014年10月に撮影した掘削装置(2022年 ロイター/Lucy Nicholson)

IEAによると、中国は最近のコロナ規制により今世紀初の需要減を記録する見込み。

世界的に供給は近く需要に追いつくと指摘。「7四半期連続で在庫が大幅に減少した後、需要の伸びが鈍化し、年末にかけて世界の石油供給が増加することで世界の石油市場はバランスを取り戻すだろう」とした。

一方、ロシアへの制裁強化、中国需要の急回復、リビアでの供給停止、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の余剰生産能力が限定的なため、均衡が崩れる可能性があるとも指摘した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます