[サンパウロ 15日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局は15日、同地域における先週の新型コロナウイルス感染者数は前週比11%増の120万人だったと発表した。死者は4069人だった。
感染者の増加ペースが最も大きかったのは南米で、前週から20%増えた。一方、中米は感染者、死者とも32%減少した。前回6月1日の発表では、中米のコロナ関連死者が最も大幅に増えていた。
米国では入院患者が2%、集中治療室(ICU)収容者が4.2%増加した。
メキシコの感染者は71%増の3万1000人超。カリブ海地域では感染者が3.7%増加した一方、死者数は19%減少した。
事務局長は「米州では大半の人がワクチンを接種しており、医療が対応できている。それでも依然として未接種者も多く、入院や死亡のリスクが非常に高い」と述べた。