[ソウル 17日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は他の幹部らとともに、16日に報じられた「急性腸内性感染症」に苦しむ800世帯に支援を送った。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が17日伝えた。
新たな感染症は新型コロナウイルス感染症とは別だが、詳しい病名は明らかになっていない。
KCNAは、幹部らが黄海南道海州市と康リョン郡の人々を支援するために「感染症の治療と生活の安定に必要な医薬品、食料品、生活必需品を用意した」と伝えた。
金正恩氏は幹部らに「人々の逆境と苦しみをできる限り早期に和らげるという職務を果たす」よう指示した。
KCNAがこの日報告した新型コロナ感染が疑われる発熱者は2万3160人で、累計発熱者数は458万人となった。これまでに73人の死亡が報告されている。