[ロンドン 21日 ロイター] - 国連は21日、「生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)」の第2部について、開催地を中国の昆明からカナダのモントリオールに変更すると発表した。
当初は2020年10月に昆明で開催する予定だったが、新型コロナウイルスにより延期された。
21年10月にCOP15の第1部が同市でオンライン方式により行われた。第2部については、中国で新型コロナが再流行したことを受けて、事務局は今年3月に4度目の開催延期を発表した。
エリザベス・マルマ・ムレマ国連生物多様性条約(CBD)事務局長は声明で「世界的なパンデミック(大流行)に関連する不確実性が続いているため、議長国の中国は昆明から国外へ開催地を変更することを決定した」と説明した。
開催地が変わっても中国が引き続き議長国を務める。中国生態環境省は声明で「会議の主要な要素は変更されない」と指摘した。