[パリ 30日 ロイター] - フランスは、中国からの渡航者に対する新型コロナウイルス検査義務を2月15日まで延長した。28日の政令で分かった。
中国当局は感染がピークを越えたとしているが、一部国際専門家らは春節で数百万人が帰省する中、農村部などで感染が増加する恐れがあると警告している。
中国の規制緩和を受け、フランスは昨年12月30日、中国からの渡航者に出発48時間前までのコロナ陰性証明を義務付けると発表。期限は1月31日までとし、乗り継ぎの際に24時間以上滞在するストップオーバー(途中降機)を含む中国からの全フライトを対象に検査を義務付け、中国から到着する航空便の乗客にマスク着用を求めていた。
中国は規制への抗議行動を受けて12月初めにゼロコロナ政策を撤廃、移動が可能になると同時に感染が全土に急拡大した。