Mayu Sakoda
[東京 20日 ロイター] - 日本政府観光局(JNTO)が20日発表した8月の訪日外国人客数は215万6900人(推計)となり、回復率では前月を上回り、新型コロナウイルス拡大後初めて8割を超えた。前月は232万0600人。23市場中13市場が2019年同月の訪⽇外客数を上回った。
国・地域別では韓国や香港などをはじめとする東アジア地域からの訪日外国人が増加。米国やカナダ、ベトナムやフィリピンなどの東南アジアからも増え、19年の実績を超えた。
日本行きの団体旅行を規制していた中国からの訪日外国人は36万4100人で、19年比で63.6%減だった。韓国が56万9100人、台湾が39万6300人、香港が20万6300人。次いで米国が13万8400人、カナダは3万6900人だった。
中国は8月10日から団体旅行の海外旅行制限措置を撤廃している。日本と中国双方の水際規制の緩和や学校の夏期休暇もあり、前月比で増加傾向にある。JNTOによると、中国からは2019年のピーク時で959万人が訪日していた。