Jason Lange
[ワシントン 5日 ロイター] - ロイター/イプソスの最新世論調査によると、ロバート・ケネディ・ジュニア氏が来年の米大統領選に出馬すれば、14%の有権者が「投票する」と回答した。
暗殺されたケネディ大統領のおいで、新型コロナウイルスワクチン反対論者としても知られるケネディ氏は、9日に無所属での大統領選出馬を正式に表明すると予想されている。
3―4日に行った今回調査では、二通りのシナリオを提示。バイデン大統領とトランプ前大統領がそれぞれ民主党と共和党の候補として事実上の一騎打ちになった場合にどうするかを聞いたところ、双方とも35%の支持を集めた。11%は「それ以外の候補に投票する」、9%は「投票に行かない」、残り9%は「まだ誰に入れるか決めていない」との結果になった。
一方、ケネディ氏が参入して3人が対決する展開では、ケネディ氏支持が14%、バイデン氏が31%、トランプ氏は33%で、「投票に行かない」は約9%、「まだ決めていない」は13%だった。
現時点で民主党候補が確実視されるバイデン氏と、共和党候補争いで圧倒的に優勢なトランプ氏のどちらも世論の積極的な声援を受けているとは言い難く、ケネディ氏が加われば票の分散により選挙戦の構図が一層複雑化しそうだ。