[香港 6日 ロイター] - 中国で大型連休が始まった9月29日以降、マカオと香港を訪れた観光客の数は約数十万人に達した。ただ、新型コロナウイルス禍前と比較すると、85%程度にとどまっている。
マカオを訪れた観光客は約90万人で、その80%は中国本土の観光客。8連休中の1日当たり訪問者数は昨年の5倍超となり、ホテルの稼働率は90%を超えたという。
香港の観光客は4日までの間に約100万人を記録。同期間に出国した人の数は140万人に達した。
小売業者によると、客足は30%ほど増加しているが、売り上げは通常の週末とほぼ同水準という。
香港の高額品販売はこれまで中国本土の観光客が主に支えてきたが、コロナ禍以降消費志向は変わり、手頃な価格の外食やハイキングといったアクティビティーに人気が集まっているという。
不動産会社によると、香港の有名なショッピング街では現在、テナントの約半分が埋まっていない状態という。