💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

米家計、コロナ禍で所得差が拡大=FRB調査

発行済 2023-10-19 14:07
更新済 2023-10-19 14:39
© Reuters. 米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した3年ごとの家計調査報告によると、2019年から22年にかけて米国世帯は平均して年間所得が大幅に増え、富の蓄積も進んだ。写真は食料

Ann Saphir

[18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した3年ごとの家計調査報告によると、2019年から22年にかけて米国世帯は平均して年間所得が大幅に増え、富の蓄積も進んだ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が起こり、それを受けて政府が大規模支出を行ったこの期間、家計の脆弱性は低下した。

ただ、最も所得が増えたのは最も高所得の層と白人世帯だったのに対し、ヒスパニック系と黒人世帯の所得の中央値はわずかに減少した。

純資産の中央値は全ての人種・民族と所得層で大幅に増えたものの、最低から20%の所得層では2%減少と最悪だった。残りの所得層は全て2桁の伸びを示した。

黒人世帯の所得中央値は2%減り、全世帯が3%増えたのと対照的だった。ただ、黒人世帯の純資産中央値は60%も増加し、他の全ての人種や民族を上回った。政府の大規模な景気刺激策が低所得世帯を力強く支えたことが要因。

とは言え、黒人世帯の純資産中央値は約4万5000ドルと最も低く、次に低いヒスパニック系の約6万2000ドルを27%下回った。対照的に、白人世帯の純資産中央値は28万5000ドルだった。今年初めて調査したアジア系は53万6000ドルだった。

調査結果には教育水準の影響も大きく表れた。

© Reuters. 米連邦準備理事会(FRB)が18日発表した3年ごとの家計調査報告によると、2019年から22年にかけて米国世帯は平均して年間所得が大幅に増え、富の蓄積も進んだ。写真は食料支援を受ける人。米オハイオ州コロンバスで21年撮影。(2023年 ロイター/Gaelen Morse/File Photo)

例えば、家庭内で経済的に支配的な個人を差す世帯主(リファレンス・パーソン)が何らかの大学卒業資格を持っている場合、19―22年に家計所得が増加した。世帯主が高校卒業資格にとどまる家計では所得に変化はなく、高校を卒業していない世帯主の家計所得は10%減少した。

調査期間中、住宅と株式の両市場が堅調に推移し、家計の回復力強化に寄与した。FRBは「19―22年の間、金融の脆弱性は低下した」と指摘した。

*カテゴリーを追加します

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます