「各トークンを1USドルと裏付けできる十分な現金準備を保有している」というテザー(USDT)の主張が正しかったと確認されたようだ。ブルームバーグが20日に関係者の話として報じた。ただ今回の調査は正式な監査という形をとっておらず、「4大監査法人が仮想通貨関連の顧客を受けつけない」中、テザーの主張の正当性をめぐってまだ議論は続きそうだ。
テザーの顧問弁護士スチュワート・ホーグナー氏によると、法律事務所フリー・スポーキン&サリバン(FSS)が数週間にわたってテザーの2つの銀行口座にアクセスし、6月1日時点で十分なドルを準備しているのを確認したという。FFSが出した声明によると、6月1日時点でテザーの2つの銀行口座にあった資金の総額は、約25億4500万ドル。これに対して同じ日のテザーの供給額は、約25億3800万ドルだったとされる。FFSは次のように結論づけた。