ここ数週間、10か月ぶりの高値圏に回復していたビットコインだが、一時前日比11%の下落をみせた。
日本時間17日午後5時45分現在では、ビットコインは9.39%安の7318.3ドルを付けている。
急落の理由は定かではないが、直近の急上昇が売りシグナルとなったのは確かだ。
また、ブルームバーグが報じたTokenAnalystのデータによると、過去5日間で主要な仮想通貨取引所からの出金は、取引所への入金より約6億2200万ドル多いという。
いくつかのメディアは仮想通貨取引所ビットスタンプでの大型売り注文によって今回の下落が引き起こされたと報道している。同取引所では一時500ドルのスプレッドが生じたという。
17日の下落にも関わらず、ビットコインの時価総額は過去7日間で23.04%増加している。
かつて6週連続での上昇を記録したビットコインだが、さらに上昇余地があるとするアナリストもいる。
米経済ジャーナリストのマックス・カイザー氏は「仮想通貨市場が好況期に入っており、ビットコイン価格が10万ドルを超える」という考えを示した。
ビットコインの価格は現在、2017年12月17日に付けた19,870.62ドルの最高値から約60%下げた水準である。
他の主要な仮想通貨も同様に下落している。
イーサリアムは8.25%安の204.58ドル、XRPは15.45%安の0.38363ドル、ライトコインは11.16%安の89.305ドルを付けている。