水曜日、ビットコインは130万を突破した。6月10日には83万円台をウロウロしていた価格はわずか2~3週間弱の間に50万弱も上昇した格好だ。
この間、幾つかの好意的なファンダメンタルズが続いた事もこの大きな上昇をサポートした。
日本で言えば多くの大企業を背景とする取引所の営業が本格化、また今後も楽天や上場相場中に報じられたLINEの仮想通貨取引所が日本でも開始されるのではないかという噂等が挙げられる。
更に大きかったのがフェイスブックによる仮想通貨「Libra」のプロジェクトの発表だ。
フェイスブックは2020年を目途に仮想通貨Libraを発行し管理・運営を行う事を目指している。
内容に関しては以前から噂されていた内容から大差は無いが、一方でVISAやマスターカード、ペイパルなどの決済大手からスポティファイなどの音楽配信サービスまで参画予定の企業の陣容が大きく、規模や実現した際の影響力の大きさからリブラは世界各国に波紋を広げている。
このニュースにより、元々上昇を見せていたビットコインにブーストがかかった印象だ。
また、遠からずFRBが利下げを示唆したという出来事も後押しをした一つの要因かもしれない。
以上、好意的な状態が続くビットコインだが、余りにも急激に上昇しているため何らかのネガティブなファンダメンタルズに反応し、そのまま大きく下落するという状況もあるため、リスクも十分に考慮したい所だろう。