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アドバネクス Research Memo(7):2020年3月期から収穫期入りで利益の高成長が見込まれる

発行済 2019-07-17 15:57
更新済 2019-07-17 16:01
© Reuters.  アドバネクス Research Memo(7):2020年3月期から収穫期入りで利益の高成長が見込まれる
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■今後の見通し1. 2020年3月期の業績見通しアドバネクス (T:5998)の2020年3月期の通期予想は、売上高が前期比4.4%増の21,900百万円、営業利益で同396.1%増の330百万円、経常利益が同274.1%増の260百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が50百万円と黒字転換を見込む。

新工場の先行投資負担が大きかったが、稼働率上昇に伴い徐々に損失幅が圧縮され、黒字化を予想する。

2019年6月にチェコ工場と埼玉工場二期工事が完了することで、中期経営計画の工場拡張計画は終了した。

これまでの経緯を踏まえ、チェコ工場は初期投資及び採用を抑え、創業赤字を圧縮する。

自動車専用工場の埼玉工場は、ようやく次世代自動車基幹部品向け量産がスタートする。

収益プラス工場の営業利益合算額は13億円2. 工場別収益改善の取り組み同社の国内外の工場の収益状況は、開設もしくは買収後の経過年数で顕著な傾向が見て取れる。

特殊要因を除けば、開始後5年以上経過する工場はおおむね黒字である。

一方、5年未満の“未成年”工場は、総じて損失を計上している。

稼ぎ頭は、タイ及びイギリスにある工場群になるが、地域が分散する中国でも利益を上げている。

日本に古くからある新潟工場、大分工場、青森工場も収益がプラス側にある。

2019年3月期の黒字工場の営業利益の合算額は、今期予想の約4倍の13億円であった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

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