[サンパウロ 15日 ロイター] - 中南米では鳥インフルエンザの感染が広がっており、15日にはアルゼンチン、ウルグアイが感染の確認を発表した。両国と位置的に近い世界最大の鶏肉輸出国ブラジルはこれまでのところ検出がないが、警戒を強めている。
ブラジルのファバロ農牧・食料供給相は記者会見で、世界的に鳥類の感染症予防体制が危機に瀕していると警告。鳥インフルエンザの感染は拡大し続けているとして、流行防止措置を強化すると述べた。
ブラジルにはBRFやJBSといった世界最大級の食肉加工会社がある。
鳥インフルエンザは既に、ブラジルと国境を接するボリビアの商業農業のほか、ペルーとエクアドルでも確認されている。