[シンガポール 31日 ロイター] - 31日アジア時間序盤の原油先物価格は上昇。世界2位の消費国である中国の製造業景況感が好調領域となったことで市場心理が押し上げられた。中東の供給を巡り懸念が高まっていることも材料視された。
0146GMT(日本時間午前10時46分)時点で、北海ブレント先物は0.15ドル(0.19%)高の1バレル=79.42ドル。米WTI先物は0.17ドル(0.23%)高の74.54ドル。今週はそれぞれ約6%高、約8%高。
中国国家統計局が31日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9となり、2月の52.6から低下したものの、景況改善・悪化の分岐点となる50を上回った。
イラク北部の輸出パイプラインが停止したことを受け、同国クルディスタン地域の複数の油田で生産業者が操業を停止したり、生産を減らしたりしている。さらなる生産停止の可能性もある。