Arathy Somasekhar
[16日 ロイター] - 16日アジア時間の取引で原油先物価格は小幅上昇している。中東情勢が緊迫化し、商船への攻撃激化で紅海通航を避けるタンカーが増加していることが背景。
北海ブレント原油先物は、0002GMT(日本時間午前9時2分)時点で0.12ドル(0.2%)高の1バレル=78.27ドル。米WTI先物は0.17ドル(0.2%)安の72.52ドル。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派幹部は15日、紅海での攻撃目標を拡大して米国の船舶も含めると明らかにした。
海運会社の間では紅海ルートを回避する動きが広がり、運搬コストや輸送時間が拡大している。
原油価格は先週、中東情勢の緊迫化で2%上昇した。ただアナリストは、原油生産に直接的な影響は出ていないため、上げは限定的との見方を示している。