こんにちは。
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
先週はドル/円相場が大きく動きましたね。
ダボス会議での黒田日銀総裁の緩和政策終了を想起させる発言や穏やかな内容となったトランプ大統領の一般教書演説、予想通り現状維持となったFOMCなど重要イベントもありました。
1月米雇用統計が市場予想より良好な結果となったことから、市場では今年3回の利上げを織り込む状況となっています。
そして、10年債利回りが急上昇し心理的節目とされる2.80%を超えて2.85%台へ上昇したことが嫌気され、週末からNYダウは大きく下げていますね。
さて、今週もNYダウや日経平均、ドル円の動向が気になるところですが、チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。
まず先週末の1月米雇用統計については、『時間給賃金が予想を上回る前年比+2.9%の上昇となり、税制改革による企業収益の上振れ期待とともに、急速にインフレが加速するのではとの思惑が広がりました。
米10年債利回りは心理的節目となる2.8%を上抜け2.85%台へ上昇、こうした動きを嫌気したNY株式市場は665ドル安と2009年6月以来の大幅な下落となりました』との見解を示しています。
5日の米国市場もこうした流れが継続し、NYダウは史上最大の下げ幅となる1175ドル安を記録しました。
一方で為替については、『今週の豪、英、ニュージーランドなど各国中央銀行の金融政策委員会でインフレ加速を懸念する動きが高まれば日銀の緩和政策にも影響を及ぼしかねず、NY株式市場の調整がアジア各国や欧州にも広がりを見せることになればリスク回避の円買いに反応する可能性もあるかもしれません』と伝えています。
注視したいところですね。
そして、『2月8日に米暫定予算の期限切れを迎えることで、再び暫定予算案の延長が議会で論議されるだけに民主・共和両党の攻防が注目されます。
再度政府系機関の閉鎖という事態になれば、金融市場にとっても波乱要因になりかねないだけに注目されます』と分析しています。
また要人発言も忘れずにチェックしておきましょう。
レポートでは、『今週は米国で3年債、10年債、30円債の入札が予定されているほか、複数のFRB高官の発言が予定されています。
イエレンFRB議長が退任し、パウエル新議長の下での債券市場の動向もドルの先行きを占う上で注目されます』と紹介しています。
米長期金利上昇による株式市場の調整はいつまで続くのか?円高に歯止めがかかるのか、それともリスク回避で円買いの流れとなるのか?今週もマーケットの動きをしっかりチェックしてまいりましょう。
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
先週はドル/円相場が大きく動きましたね。
ダボス会議での黒田日銀総裁の緩和政策終了を想起させる発言や穏やかな内容となったトランプ大統領の一般教書演説、予想通り現状維持となったFOMCなど重要イベントもありました。
1月米雇用統計が市場予想より良好な結果となったことから、市場では今年3回の利上げを織り込む状況となっています。
そして、10年債利回りが急上昇し心理的節目とされる2.80%を超えて2.85%台へ上昇したことが嫌気され、週末からNYダウは大きく下げていますね。
さて、今週もNYダウや日経平均、ドル円の動向が気になるところですが、チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。
まず先週末の1月米雇用統計については、『時間給賃金が予想を上回る前年比+2.9%の上昇となり、税制改革による企業収益の上振れ期待とともに、急速にインフレが加速するのではとの思惑が広がりました。
米10年債利回りは心理的節目となる2.8%を上抜け2.85%台へ上昇、こうした動きを嫌気したNY株式市場は665ドル安と2009年6月以来の大幅な下落となりました』との見解を示しています。
5日の米国市場もこうした流れが継続し、NYダウは史上最大の下げ幅となる1175ドル安を記録しました。
一方で為替については、『今週の豪、英、ニュージーランドなど各国中央銀行の金融政策委員会でインフレ加速を懸念する動きが高まれば日銀の緩和政策にも影響を及ぼしかねず、NY株式市場の調整がアジア各国や欧州にも広がりを見せることになればリスク回避の円買いに反応する可能性もあるかもしれません』と伝えています。
注視したいところですね。
そして、『2月8日に米暫定予算の期限切れを迎えることで、再び暫定予算案の延長が議会で論議されるだけに民主・共和両党の攻防が注目されます。
再度政府系機関の閉鎖という事態になれば、金融市場にとっても波乱要因になりかねないだけに注目されます』と分析しています。
また要人発言も忘れずにチェックしておきましょう。
レポートでは、『今週は米国で3年債、10年債、30円債の入札が予定されているほか、複数のFRB高官の発言が予定されています。
イエレンFRB議長が退任し、パウエル新議長の下での債券市場の動向もドルの先行きを占う上で注目されます』と紹介しています。
米長期金利上昇による株式市場の調整はいつまで続くのか?円高に歯止めがかかるのか、それともリスク回避で円買いの流れとなるのか?今週もマーケットの動きをしっかりチェックしてまいりましょう。
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子