[ロンドン 29日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)が29日公表したデータによると、2月の消費者向け融資額は18億7600万ポンド(24億6000万ドル)の純増となり、約5年ぶりの大幅な伸びを記録した。
消費者のクレジットカードによる借り入れが牽引し、2017年3月以来の増加幅となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想を約10億ポンド上回った。
1月の融資額は6億0800万ポンドの純増から1億4300万ポンドの純増に下方修正された。
2月はクレジットカードによる借り入れが15億ポンドと増加分の大半を占めた。
2月の住宅ローン承認件数は7万0993件と前月の7万3841件から減少した。住宅ローン融資額は467億3000万ポンド増だった。いずれも市場予想を下回り、住宅市場の勢いが鈍化している可能性を示す結果となった。