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フォーカスシステムズ Research Memo(1):東証2部へ鞍替え上場、今期も増収増益を見込む

発行済 2015-07-22 16:45
更新済 2015-07-22 17:00
フォーカスシステムズ Research Memo(1):東証2部へ鞍替え上場、今期も増収増益を見込む
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フォーカスシステムズ {{|0:}}は公共分野のソフトウェア開発で実績のある独立系の中堅システムインテグレーター。
主力のシステム開発のほかに、運用・保守などのITサービス、セキュリティ製品の開発、販売などを手掛ける。
主要取引先はNTTデータ (TOKYO:9613)や日本IBMなどの大手システムインテグレーターで、エンドユーザーは官公庁から民間企業までと幅広い。
1996年12月に店頭登録し、2015年5月に東京証券取引所市場第2部へ上場した。
2015年3月期業績は、売上高が前期比6.6%増の15,081百万円、営業利益は同5.9%増の940百万円と、2013年3月期以来3期連続して増収・増益を確保した。
なお、当期利益は同30.1%増の592百万円(2011年3月期以来5期連続の増益)となり、売上高、当期利益は過去最高を記録した。
社会保険(年金)や医療保険関連のシステム開発の受注が好調に推移し、公共関連事業が拡大したことが主要因だ。
2016年3月期は、売上高が前期比1.4%増の15,300百万円、営業利益は同1.0%増の950百万円と、微増収・増益を見込む会社計画。
民間関連事業とセキュリティ関連事業の受注が堅調に推移すると見込む一方で、ビジネスチャンスをより確実なものとするため、技術者の採用・育成などの投資を計画していることによる。
弊社では、公共関連事業でマイナンバー(社会保障・税番号制度)関連などの受注を計画に組み入れていないこと、ソフトウェア開発利益率改善施策の効果が続くと見込まれることから、計画はやや保守的であるとみている。
中期経営計画に関しては、現在のところ外部には発表されていないが、景気動向に左右されない安定した企業を目指し、各事業において技術者の確保・育成を核とする経営戦略を展開している。
弊社では、同社の主力事業が中期的に需要拡大の見込まれているマイナンバーやセキュリティといった分野であり、その分野での人材確保・育成に注力していることを考慮すると、中期的な業績展望は明るいと予想し、今後の展開を注目する。
■Check Point ・ソフトウェア開発における技術力や蓄積されたノウハウが強み ・3期連続の増収・増益を確保、売上高と当期利益は過去最高に ・純有利子負債ゼロを目標に財務健全化が進む (執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

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