こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
先週はドル円が100円割れになる場面もありましたね。
この値動きの背景には米利上げの時期に関する憶測があります。
サンワード貿易の陳さんに、米利上げ、そしてドル円についてお話を伺いました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合議事録(7月26-27日開催分)が今月17日に公表されましたが、『7月のFOMC議事要旨は、一部で期待されていたほど早期利上げに積極的な内容ではなかったと受け止められた』と陳さんは仰っています。
一方で陳さんは『今月26日に行われる予定のジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演が注目される』としていて、 『イエレンFRB議長が年内に利上げを決断すると考えると、やはり9月の可能性が濃厚と思える』とも言及。
その理由として米大統領選挙を挙げられています。
『今年の大統領選挙は、今の所、クリントン氏(民主党)が優勢と伝えられているが、トランプ氏(共和党)がどこかで巻き返す可能性もあり予断を許さない』 『となれば、FRBが利上げを決定しやすいのは“9月”ではないか。
少なくとも、9月利上げの可能性を捨て去るべきではないだろう』
そして、『以上を考えると、現在の100円を割り込むドル円相場は、投機筋のやや先走った売りが先行し過ぎているように思える』と分析されています。
もし9月利上げとなればサプライズで大きく為替が値動きすることが考えられます。
ジャクソンホールでのイエレン議長の講演に注目しましょう。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月18日付の「ドル円、100円割れ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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フィスコリサーチレポーター 三井智映子