【小幅高となる】19400-19550円のレンジを想定=村瀬 智一
3日の米国市場は上昇。
イエレンFRB議長講演では、景気の進展が続けば、今月の利上げを支持する考えを明確に示唆。
また、フィッシャーFRB副議長もニューヨークで講演し、3月の利上げを遠回しに示唆した。
ダウ平均は2.74ドル高の21005.71、ナスダックは9.53ポイント高の5870.75。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の19460円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、先週末の終値水準での攻防になりそうだ。
週末の米雇用統計のほか、メジャーSQを控えていることもあり、手がけづらい状況でもある。
ただ、3月の利上げ確率が高まるなか、下値の堅さは意識されそうだ。
先週末はこれまでのもち合いレンジ上限レベルでのこう着となったが、5日線を上回っての推移。
一目均衡表では雲を上回っての推移となり、遅行スパンは実線をやや割り込みつつあるが、実線が緩やかなに調整するため、上方シグナルが継続しそうである。
ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ内。
週間形状では19500円処が抵抗となる一方で、下値は13週線が支持線として機能する格好となり、煮詰まり感が台頭している。
まずは13週線を支持線とした形でもち合いを明確に上放れてくるかを見極めたいところ。
19400-19550円のレンジを想定。