14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ファーストリテの影響は織り込み済み、金融株への物色意識
■外資系証券の注文動向:差し引き70万株の買い越し
■前場の注目材料:三菱UFJ、フィンテック拡大、オンライン決済企業に出資
■ファーストリテの影響は織り込み済み、金融株への物色意識
14日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
13日の米国市場は予想を上回る経済指標のほか、FRB議長による利上げ慎重姿勢により投資家心理が改善し、緩やかに上昇する展開だった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の20115円となっている。
一方で、オプションSQに絡んだ売買が小幅に売り越しと観測されているほか、前日取引終了後に決算を発表したファーストリテ (T:9983)については、ADRで2.6%下落しており、これが重石になりそうである。
また、AMDが5%を超える下げとなっていることが、ハイテク株を手掛けづらくさせそうである。
もっとも、ファーストリテについては足元の調整でトレンドが悪化傾向にあったこともあり、織り込まれていた感はある。
仕掛け的な売りが出てくる可能性もありそうだが、それ程市場の関心は高まらないだろう。
下落影響があったとしても、その後の日銀のETF買い入れへの思惑にもつながりそうだ。
日経平均は引き続き2万円固めのなか、週末要因もあって物色対象も広がりづらく、結局のところは値動きの軽い中小型株に資金が向かいやすいだろう。
決算など個別の材料のほか、テーマ性のある銘柄での循環物色といったところか。
その他、米国ではJPモルガンなど金融機関の決算が予定されている。
波及効果を意識した金融株への物色がみられるかが注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き70万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り460万株、買い530万株、差し引き70万株の買い越しとの観測。
07月06日(木):750万株の買い越し
07月07日(金):70万株の買い越し
07月10日(月):110万株の買い越し
07月11日(火):590万株の売り越し
07月13日(木):100万株の売り越し
■前場の注目材料
・NYダウは最高値更新(21553.09、+20.95)、
・ナスダックは上昇(6274.44、+13.27)
・米週間新規失業保険申請件数、24.7万件で予想より減少
・米6月生産者物価指数、前月比0.1%増で予想上振れ
・NY原油は上昇(46.08、+0.59)
・シカゴ日経225先物(20115、+35)
・東京電力HD (T:9501)、19年再建に道筋
・楽天 (T:4755)、バルサとパートナー契約
・ヤマトHD (T:9064)、トラック輸送、他社と連結、東名道など実験へ
・東芝 (T:6502)、監査法人を会計士協会が調査、「新日本」は会員権停止
・三菱UFJ (T:8306)、フィンテック拡大、オンライン決済企業に出資
・三菱電 (T:6503)、他社製も監視、板金機械一元管理、顧客の生産性向上
・バンドー化 (T:5195)、車載用に透明粘着剤シート提案、光学向け
・ニチリン (T:5184)、ロボ導入ノウハウ提供、中小の人手不足支援
・パナソニック (T:6752)、温・冷風交互で毛先ケア、高級ドライヤーで新製品発売
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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■株式見通し:ファーストリテの影響は織り込み済み、金融株への物色意識
■外資系証券の注文動向:差し引き70万株の買い越し
■前場の注目材料:三菱UFJ、フィンテック拡大、オンライン決済企業に出資
■ファーストリテの影響は織り込み済み、金融株への物色意識
14日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。
13日の米国市場は予想を上回る経済指標のほか、FRB議長による利上げ慎重姿勢により投資家心理が改善し、緩やかに上昇する展開だった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の20115円となっている。
一方で、オプションSQに絡んだ売買が小幅に売り越しと観測されているほか、前日取引終了後に決算を発表したファーストリテ (T:9983)については、ADRで2.6%下落しており、これが重石になりそうである。
また、AMDが5%を超える下げとなっていることが、ハイテク株を手掛けづらくさせそうである。
もっとも、ファーストリテについては足元の調整でトレンドが悪化傾向にあったこともあり、織り込まれていた感はある。
仕掛け的な売りが出てくる可能性もありそうだが、それ程市場の関心は高まらないだろう。
下落影響があったとしても、その後の日銀のETF買い入れへの思惑にもつながりそうだ。
日経平均は引き続き2万円固めのなか、週末要因もあって物色対象も広がりづらく、結局のところは値動きの軽い中小型株に資金が向かいやすいだろう。
決算など個別の材料のほか、テーマ性のある銘柄での循環物色といったところか。
その他、米国ではJPモルガンなど金融機関の決算が予定されている。
波及効果を意識した金融株への物色がみられるかが注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き70万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り460万株、買い530万株、差し引き70万株の買い越しとの観測。
07月06日(木):750万株の買い越し
07月07日(金):70万株の買い越し
07月10日(月):110万株の買い越し
07月11日(火):590万株の売り越し
07月13日(木):100万株の売り越し
■前場の注目材料
・NYダウは最高値更新(21553.09、+20.95)、
・ナスダックは上昇(6274.44、+13.27)
・米週間新規失業保険申請件数、24.7万件で予想より減少
・米6月生産者物価指数、前月比0.1%増で予想上振れ
・NY原油は上昇(46.08、+0.59)
・シカゴ日経225先物(20115、+35)
・東京電力HD (T:9501)、19年再建に道筋
・楽天 (T:4755)、バルサとパートナー契約
・ヤマトHD (T:9064)、トラック輸送、他社と連結、東名道など実験へ
・東芝 (T:6502)、監査法人を会計士協会が調査、「新日本」は会員権停止
・三菱UFJ (T:8306)、フィンテック拡大、オンライン決済企業に出資
・三菱電 (T:6503)、他社製も監視、板金機械一元管理、顧客の生産性向上
・バンドー化 (T:5195)、車載用に透明粘着剤シート提案、光学向け
・ニチリン (T:5184)、ロボ導入ノウハウ提供、中小の人手不足支援
・パナソニック (T:6752)、温・冷風交互で毛先ケア、高級ドライヤーで新製品発売
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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