米国GDPは第3四半期に減速したが、13年間で最高の年間の成長率に向けて米国経済が好調に推移していることを示した。
GDPは7月から9月までの3ヶ月間で3.5%を記録。第2四半期は 4年間で最も強い4.2%だった。3.3%というコンセンサス予想を上回る結果となったが、米国経済は2005年以来最も強い結果となる年間で3%の成長を果たすため順調な成長を見せたことになる。
午後9時35分時点では、米国指数先物、ドルインデックスは上昇に転じ、米国10年債利回りは若干低くなり、金先物は下落した。
アナリストは、最近のハリケーン「フィレンツェ」と「マイケル」からの回復努力の結果、第4四半期も引き続き好調に推移すると予想しているが、ほとんどのエコノミストは2019年に成長が緩やかになり、貿易戦争による混乱の可能性を警告している。
INGのエコノミストは、「保護主義の拡大は、世界的な成長を弱め、サプライチェーンの緊張が景気を下押しし、関税は価格上昇につながる。これらは経済をより悪化させる可能性がある」と指摘した。