中国国家統計局(NBS)にると、中国工業企業利益は2ヶ月連続で減少しており、中国経済の冷え込みを示唆している。
NBSが28日発表した12月の中国工業企業利益は、前年比1.9%減の6808.3億元(1009.4億ドル)となった。12月は、化学、石炭採掘、非金属部門の利益の伸び鈍化が顕著であった。
11月の工業企業利益は約3年間ぶりに減少して、前年比1.8%減であった。
2018年通年の工業企業利益は10.3%増の6兆6400億元(9863.7億ドル)であり、昨年の21%と比較すると軟調である。
12月末時点の中国工業企業の負債比率は56.5%で、前年比0.5%減であった。
中国工業企業利益に続いて、28日の上海総合指数と深セン総合指数は約0.2%安。
今月上旬、中国は28年間で最も軟調な年間GDP成長率を報告した。1月20日公開の2018年第4四半期における中国のGDP成長率は6.4%であった。