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個人投資家MASAOKA氏:投資におけるポートフォリオ理論 リスクとリターン編【FISCOソーシャルレポーター】

発行済 2019-05-03 10:00
更新済 2019-05-03 10:01
© Reuters.  個人投資家MASAOKA氏:投資におけるポートフォリオ理論 リスクとリターン編【FISCOソーシャルレポーター】

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家MASAOKA氏(ブログ「アスペルガー的発想からの独り言から、進歩しました。

」)が執筆したコメントです。

フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----※2019年4月21日1時に執筆投資におけるポートフォリオ理論 リスクとリターン編「ポートフォリオ理論」は1952年マーコウィッツ氏が提唱した理論で、証券投資の代表的な投資手法となっている。

分散投資を行うことで、投資家が抱えるリスクを少なく出来るというものだ。

ただ、今の市場は、平均株価が下がると、市場全体が下がる傾向が強いと思う。

ほぼ9割近い銘柄同士の相関係数が高くなっているのではないかと感じる。

特に、暴落が起こった時は、それが顕著に起こると感じる。

さらに、米国市場とも相関しているのではないかとも感じる。

日経平均株価とNYダウの相関係数は、2019年2月末日までの1年で0.85、3年では0.65というデータもあり、昔に比べ相関係数が高まっているといえるのではないだろうか。

(相関係数は+1に近いほど同じように動き、−1に近いほど逆に動くと判断される)今の市場で分散投資をする場合、株式だけで考えると、銘柄分散する事だけではリスクを低減出来ていないように思う。

1銘柄だけではなく他の銘柄も下がっている事が多いので、買いだけの場合だと、リスクヘッジにならないのではないかと思われる。

株式の価格の変動は、あがったり、さがったり、自分にはよく分からない動き方をするように見える。

なぜそういう動き方をするのか、その理由を、ずっと考えていた。

最近思ったのは、未来の価値が分からないから、様々な要因によって、価格変動が起こるのではないかということだ。

一方、TOBで買付価格が決まっていて取引価格に収束するパターンの場合や、上場廃止などの理由で一気に価格収束が行われるパターンの場合は、一方向に価格が変動し、市場参加の全員がおおよそその将来価格に見当がつく状態といえる。

ここで、株式以外の金融商品を組み合わせるという方法でリスクを分散する事を考えてみる。

最近の私の投資手法では、リスク分散を考えてこのような分け方をしている。

・無リスク資産:元本が保証された安全資産(短期国債の利回りなど)・価格変動資産:商品、株式などでトレンドを形成する物・減摩資産:時間が経過すると価値が失われる物(保険、日経225オプションなど)これは、ジェームス・トービンが提唱した資産運用理論の中の「分離定理」を参考に、安全資産の保有比率で調整するのを組み合わせたやり方を意識している。

具体的にいうと、無リスク資産では、米国債ストリップス債2.8%とか、国内だと信用金庫、信用組合の出資金投資4%でほぼ安定的な利回りを達成している。

価格変動商品に関しては、トレンドを判断しての投資を行っている。

減摩資産に関しては、日経225オプションなどを活用して、少ない資金で大きい利回りを確保し、儲かった資金を無リスク資産に積み上げるというやり方をしている。

無リスク資産は、大きく儲かる事はない、代わりに大損することもない。

価格変動資産は、レバレッジをかけると、投資資金以上の損失が発生する可能性がある。

減摩資産は、買いの場合だと、ゼロになってしまう事もあるが、大きく儲かる事もある。

その勝率、確率を理解して、各セクターの資金配分を決定している。

資産運用の極意は、やはり、リスクを取らないことにつきるような気がするのだ。

----執筆者名:MASAOKAブログ名:アスペルガー的発想からの独り言から、進歩しました。

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