本日のマザーズ先物は、こう着感の強い展開となりそうだ。
前日の米国市場では、米政府による中国製品への制裁関税引き上げが正式に通知され、米中貿易協議への懸念が再び高まるなか、9日に始まる両国閣僚級協議への期待感も確認された。
これにより、ナイトセッションのマザーズ先物においても、売り一巡後の底堅さが意識される格好となった。
本日のマザーズ先物の日中取引でも、朝方は東京市場全体の売りが波及することが想定される。
一方で、米中協議の行方を見極めたいとする向きも多いことから、その後は売買が交錯するこう着相場が想定されよう。
現物のマザース市場の物色動向としても、前日同様に好業績銘柄への個別物色は旺盛となりやすいものの、全体としては同市場の時価総額上位銘柄に対する自律反発狙いの商いに留まろう。
上値のメドは930.0pt、下値のメドは900.0ptとする。