[北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が発表した4月末の外貨準備は3兆0910億ドルで、前月末から308億3000万ドル増加した。
外貨準備の増加は予想外。ロイターがまとめた市場予想は106億3300万ドル減の3兆0500億ドルだった。
政府が新型コロナウイルスの封じ込め対策を緩和し、第1・四半期に急減した経済活動が上向き始めた。
中国は過去1年、厳格な資本規制を背景に資本流出をおおむね抑制できている。
人民元
新興国市場では新型コロナの流行を受けて3月に売りが膨らんだが、海外勢は4月に中国株・債券の購入を再開した。
4月末の金準備は前月末から変わらずの6264万トロイオンス。金価格の上昇を背景に、ドル建てでは1066億7000万ドルと、前月末の1007億9000万ドルから増加した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200507T090911+0000