[北京 5日 ロイター] - 中国の不動産関連データを提供するZhuge House Hunterによると、中国主要20都市の10月の平均家賃は前年比2.48%下落し、少なくとも過去1年で最も速いペースで値下がりした。
9月は1.30%下落していた。10月の下落率はデータ集計を開始した2019年11月以来の低水準だった。
Zhuge House Hunterのバイスプレジデント、Yuan Chengjian氏はロイターに対して「新型コロナウイルスの打撃を受けた経済は、まだ完全には回復しておらず、賃貸不動産の需要減少や家賃の継続的な値下がりにつながっている」と説明した。
調査対象となった20都市中、家賃が値下がりした都市は12都市で、9月から変わらずだった。
深セン市の家賃は前年比9.72%下落。北京市は3.40%下落した。北京市の家賃は9月、今年に入って初めて値下がりしていた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201105T235920+0000