[パリ 24日 ロイター] - S&Pグローバルが24日発表した10月のフランス購買担当者景気指数(PMI)速報値は製造業、サービス部門共に前月から低下した。インフレ高進を巡る懸念が圧迫した。
サービス部門PMIは9月の52.9から51.3へ低下し、アナリスト予想の51.5をわずかに下回った。
製造業PMIは47.4と29カ月ぶりの低水準となった。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは50.0と、9月の51.2から低下し予想の50.4を下回った。
PMIは50が好不況の分かれ目となる。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「高インフレにより消費者の購買力が低下し、借入コストが上昇し、不確実性が高まる中で、仏経済の見通しは厳しいものとなっている」と指摘した。