[シドニー 26日 ロイター] - 豪スーパー大手コールズ・グループは26日、第1・四半期(7─9月)は洪水を受けた価格上昇で売上高が増加したものの、農産物の供給網が圧迫されたとし、気候変動が今後の大きな経営課題になるとの見方を示した。
豪東海岸は今年に入り相次ぐ洪水に見舞われている。
コールズのスーパー部門売上高は第1・四半期に2.3%増加。価格が7.1%上昇し、前期の4.3%から大きく加速したことが寄与した。洪水の影響で価格はさらに上昇するとも指摘した。
スティーブン・ケイン最高経営責任者(CEO)は決算会見で「当社は気候変動を非常に注視しており、今後10年に繰り返し起こるであろうさまざまな事態に対応するため、供給確保の改善を巡り多くの取り組みを行っている」と述べた。