[ロンドン 31日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)が31日発表した統計によると、9月の住宅ローン承認件数は前月から減少し、個人向け融資も伸びが鈍化した。英経済が今後、一段と厳しい状況に陥る可能性を示した。
住宅ローン承認件数は6万6789件。8月の7万4422件から減少した。ロイターがまとめた市場予想は6万7000件だった。
消費者向け無担保融資は7億4500万ポンド(8億6100万ドル)の純増。8月(12億1500万ポンド増)を下回り2021年12月以降で最小の伸びにとどまった。ロイターがまとめた市場予想では10億ポンド程度の純増見通しだった。
コンサルタント会社キャピタル・エコノミクスの英国エコノミスト、アシュリー・ウェブ氏は「経済の見通し悪化を受け、消費者がより慎重になっていることを示す」と指摘した。